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外壁に塗装を施工した事例です。
最もポピュラーな外壁の工事であり、塗装工事は住まいにとって重要な工事の一つです。
数多く施工した中の一部をご覧下さい。

茨木市　T邸　　築１１年　一戸建て　　外壁塗装工事

ご要望
　　１．外壁のリフォームをしたい。
　　２．できるだけ長持ちさせたい。

今回リフォームをするお宅の施工前の外壁です。

ハウスメーカーさんで建築された建物で、一見外壁の傷みは少ないのですが・・・。

窯業サイディングがある程度色褪せが始まっているのと、数ヶ所ヒビ割れしていました。

それと外壁材のつなぎ目のシールが切れている箇所が多く、長期間の放置はできない状況でした。かなり日当たりがいいお宅なのでそれも影響しているのかもしれません。

お話をおうかがいすると、ハウスメーカーさんの10年点検の際にも同じことを指摘されたそうです。

施主様は家のメンテナンスに強い関心を持っておられ、色々とお詳しい方でした。

で、よくよく話を聞いてみると、今までに外壁の訪問販売業者が数多く尋ねて来ていたそうです。

そこから色々な知識や価格を聞いたとおっしゃっていました。

おかげでかなり少ない時間で工事内容をご理解いただけたのですが、使用する塗料や工事内容は大して違いがないのに、金額があまりに違うと驚いておられました。

当然訪問販売業者のほうがかなり金額が高かったようです。

さてまず外壁周りに足場を架けます。そしてもちろん養生シートもかけます。そしてまず下地の洗浄等から始めます。

足場を組めば、目視でわからなかった外壁の小さいヒビなどをいくつも発見できたりします。

外壁の傷んだ箇所を確認しながらしっかりと洗浄し、シーラーの下地を作っていきます。

塗装を長持ちさせるには、既存の外壁をきれいにしたり、ヒビを埋める等下地処理をしっかり行うことが最も重要なのです。

そして弊社の一般住宅における外壁塗装工事の基本は全て、「ローラー塗」「刷毛塗」の３回塗りです。

吹付より多少時間はかかりますが、塗料の食いつきを良くするにはローラー・刷毛が一番です。塗膜の厚みもしっかり確保できます。また近隣への飛散も最小限に済み、環境にもやさしく施工できます。

しっかり塗装のための下地調整をしたあと、シーラー、中塗、上塗と進めていきます。

今回は日当たりのかなりよいお宅でもあり、またせっかくなら長持ちするものをということで、シリコン系の塗料を選択しました。

色はこれまたせっかくなら今までとイメージを変えたいということで、施主様のご希望であった黄色に近いものをメーカー常備色の中から選んで使用しました。

今回は塗装工事を台風時期の前に施工することが施主様の第一希望でした。

しかしながら今年は季節外れの台風も多く、今回も工事終了間際に台風が接近しているとの予報。

その為、最後の仕上げが終わる直前に、先にシートを撤去することとしました。

シートを張ったまま台風が来て強風が吹くと、風をまともに受けてしまい、最悪の場合足場倒壊の恐れがあるのです。

そしてようやく完成しました！

結局、台風は塗料が乾燥した後に接近し、はからずも塗膜の水弾きを確認して頂く事ができました。

色も以前にも増して明るくなり、大変喜んで頂けました。

ちなみに写真では確認できませんが、屋根も同時に塗り替えました。

外壁のメンテナンスは家を長持ちさせるために重要なリフォームのひとつです。

実際に工事をしている我々には良く分かるのですが、夏はかなりの熱を持ち、熱くて触れないところがあるほどです。冬はその逆です。

また雨が降れば、ほぼ全ての場所がびしょ濡れになります。当たり前ですが・・・。

外壁はそれだけ外部の過酷な状況から家を守ってくれているのです。

外壁のリフォーム・メンテナンスとは雨漏りを防ぐだけでなく、家全体を守ることなのです。

外壁塗装工事のポイントは

１．住まいの立地条件にあった塗料を選定する。
同じ塗料を塗っても、日当たりや雨のあたり方で、年数がたつと差が出ます。
家の大部分が日当たりがいいのに、安易に安い塗料を使用すると、最悪の場合５年ももちません。
決して値段だけでは決めず、状況に合ったものを選びましょう。

２．下地処理をしっかりする。
これは業者側のすることですが、いくらしっかり塗料を塗っても適切に下地処理をしないと剥れたりする可能性があります。
またヒビ割れなどの処理がきちんとできていないと、数年後に同じところからヒビ割れします。　またヒビ割れだけでなく適切な洗浄や清掃を行うことで、塗膜の密着度合いがずいぶん向上します。

３．最低３回塗りを行う。
どの外壁用塗料も各メーカーから施工方法の指示があります。最低３回塗りでないと効果が半減するものがほとんどです。
コスト削減のために、中塗りを省いたりすると工事そのものの価値がありません。
また一度に分厚く塗っても３回塗りと同じ効果はありませんし、逆に３回を超えてたくさん塗れば防水性や耐久性が増すというわけでもありません。

塗膜と費用が増えるだけで効果はあまり変わりません。